結論:住宅購入後は ①要件 ②火災(建物/家財) ③水災/風災 ④地震 ⑤免責/特約 の順で決める

家を買ったら保険は何が必要?
火災・地震・水災を“順番”で決める

住宅購入時は情報が多すぎて、保険が“流れ作業”になりがちです。 でも本当は順番が大事。まずローンや契約の要件を満たし、 次に火災保険を「建物」と「家財」で設計。水災/風災は立地と住まいで判断し、 地震保険は役割を理解して“目的に合う範囲”で決めます。

5ステップ チェックリスト 火災保険(柱) 地震保険(柱)
注意:このページは教育目的の一般整理です。補償名称・対象範囲・免責・上限は商品で異なります。 最終判断は約款・重要事項説明を優先してください。

1. 5ステップ(住宅保険の最短ルート)

STEP 1:ローン/契約の要件 金融機関・管理規約・賃貸/分譲の条件で「加入必須」がある場合、まず満たす。
STEP 2:火災保険(建物/家財) 建物と家財は別。どこまでを家計で守るかを決めると設計が固まる。
STEP 3:水災/風災(台風・洪水) 立地・ハザード・建物形態(戸建/マンション)で必要性が変わる。感情ではなく条件で判断。
STEP 4:地震保険(役割を理解) 地震の損害は火災保険だけではカバーされないことが多い。役割は“生活再建の資金”。
STEP 5:免責・特約・請求導線 免責(自己負担)、経年劣化、請求手順を理解して“出ない事故”を減らす。

2. 最重要:建物と家財を分ける(ここが混乱ポイント)

ざっくり:
建物=家そのもの(躯体・設備などの扱いは商品/契約による)
家財=中のモノ(家具・家電・衣類など)
どちらも「失うと生活が止まるか?」で優先順位が決まります。

マンション(分譲)

共用部は管理組合で保険がかかっている場合が多い一方、専有部と家財は自分の範囲。 境界(どこからどこまで)を整理すると迷いが減る。

戸建

建物の責任範囲が広い。風災・水災の影響が出やすいケースもあるため、立地条件で判断しやすい。

3. 水災/風災は“条件”で判断(迷いを消す)

  • 水災:低地・河川近く・過去浸水・地下/1階が生活の中心などは要注意
  • 風災(台風等):屋根・窓・外壁、飛来物、塩害エリアなど。戸建は影響を受けやすいことがある
  • マンション:高層階は水災の影響が小さい場合もあるが、建物全体や共用部の扱いは要確認
具体の補償イメージは以下で整理しています:
Fire_Flood_Coverage.htmlFire_Typhoon_Coverage.html

4. 地震保険の役割(“直すお金”より“再建の資金”)

地震の損害は、火災保険では対象外/限定になりやすい領域があります(商品差あり)。 地震保険は“元通りにする”より、生活を立て直すための資金として理解すると判断しやすいです。

5. 事故ったら:請求の基本(先に知ると強い)

住宅保険は「事故後の動き」で結果が変わることがあります。 まず写真、次に連絡、そして修理は“勝手に始めない”が基本(ケースによる)。

6. チェックリスト(購入直後にやる)

要件 □ ローン/契約で加入必須の条件を確認した □ 管理規約/共用部の保険を確認した(マンション)
火災(建物) □ 建物の補償範囲を理解した □ 保険金額の考え方を把握した
火災(家財) □ 家財の量と優先度を整理した □ 高額品の扱いを確認した(必要なら)
水災/風災 □ 立地条件で必要性を判断した □ 戸建/マンションで影響差を整理した
地震 □ 地震保険の役割を理解した □ 必要範囲を決めた(建物/家財など)
免責・特約 □ 免責(自己負担)を確認した □ 経年劣化等の除外を把握した
請求導線 □ 連絡先を控えた □ 写真・記録のルールを把握した

7. よくある誤解

Q. 火災保険は「とりあえず最大」でいい?

最大が悪いわけではありませんが、目的(建物/家財)と家計の耐性を分けて考えると、 過不足が減ります。まず“何を守るか”を決めるのが先です。

Q. マンションは管理組合が保険に入ってるから自分は不要?

共用部と専有部・家財は範囲が分かれます。あなたの範囲(専有部/家財)に必要な設計は別で検討します。 Fire_Condo_vs_House.html

Q. 地震は怖いけど、何を基準に決めればいい?

“元通り”ではなく“生活再建の資金”として必要かで判断すると整理しやすいです。 仕組みの全体像は Earthquake_Insurance.html

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要点:家を買ったら「要件→火災(建物/家財)→水災/風災→地震→免責/特約」。 順番で決めると失敗しない。