結論:優先順位は「対人・対物」→「自分のケガ」→「車両」→「特約」

自動車保険の完全ガイド(対人・対物・車両・特約・免責・事故対応)

自動車保険は、言葉が難しく見えますが、構造はシンプルです。 「他人に与えた損害」→「自分(同乗者)のケガ」→「自分の車の損害」の順に整理すると迷いが消えます。 このページでは、最重要の用語と選び方の順番、事故時の手順を中立にまとめます。

全体構造 優先順位 免責(自己負担) 事故時の手順
注意:補償の名称・範囲・特約の条件は保険会社や商品で異なります。 ここでは“考え方”を整理します。最終判断は約款・重要事項説明を優先してください。

1. 自動車保険の全体構造(3階建て)

3階建て: ①他人への損害(対人・対物)→ ②自分/同乗者のケガ(人身傷害など)→ ③車の損害(車両保険)
①対人賠償 相手をケガさせた/死亡させた場合の賠償。
②対物賠償 相手の車・物を壊した場合の賠償。
③人身傷害など 自分や同乗者のケガ・治療・休業など(商品により扱いが違う)。
④車両保険 自分の車の修理費など。免責や補償範囲の差が大きい。

2. 優先順位(ここを間違えると危ない)

最優先:対人・対物

他人に与える損害は金額が大きくなりやすい。ここを薄くして節約するのは危険。

次:自分(同乗者)のケガ

治療費だけでなく、働けない期間の家計への影響を見て考える。

次:車両保険

車の価値、修理費、買い替え可能性、免責で最適解が変わる。

最後:特約

便利だが“全部盛り”は無駄になりやすい。自分の生活に必要なものだけ。

3. 免責(自己負担)で保険料が変わる

免責=自己負担:事故のとき、まず自分が負担する金額。
免責を上げると保険料が下がりやすいが、事故時の持ち出しは増える。
免責を上げる 保険料は下がりやすい/事故時の自己負担は増える
免責を下げる 保険料は上がりやすい/事故時の自己負担は減る
決め方のコツ 「緊急資金で払える額」を上限にする(家計が壊れない範囲)。

4. よく出てくる特約(考え方だけ)

  • 弁護士費用:相手との交渉が必要なときの備えとして語られることがある(条件は商品で確認)
  • 代車(レンタカー):車がないと生活が止まる人は価値が出やすい
  • ロードサービス:既に別サービスで入っている場合は重複に注意

5. 事故時の手順(最短チェックリスト)

最短:①安全確保 → ②救護/通報 → ③記録 → ④保険会社連絡 → ⑤修理/代車/手続き
  • 安全確保:二次被害を防ぐ(車を安全な場所へ)
  • 救護・通報:ケガ人がいれば救護、必要なら警察へ
  • 記録:相手情報、現場写真、目撃者、状況メモ
  • 保険会社へ連絡:早いほど手続きがスムーズになりやすい
事故の具体的な手順ページは次に作ります: Auto_Claims_Steps.html

6. 5分チェック(あなたの設計方向が決まる)

□ 車がないと生活が止まる

通勤・送迎・介護など。代車特約の優先度が上がる。

□ 貯蓄が薄い

免責を上げすぎると事故時に詰む。家計の耐久度で決める。

□ 車の価値が高い/買い替えが難しい

車両保険の必要性が上がる。

□ 運転者・使用頻度が変わった

運転者限定、年齢条件など見直しポイントが出る。

7. よくある質問

Q. 車両保険は必須?

必須ではありません。車の価値、修理費、買い替え可能性、免責、そして生活で車が必要かで決まります。 “対人・対物”を薄くして車両を厚くするのは優先順位が逆になりやすいので注意です。

Q. 免責はいくらが良い?

「事故が起きたときに家計が壊れない自己負担額」が上限です。 免責を上げると保険料は下がりやすいですが、事故時の持ち出しが増えます。

Q. 次に読むべきページは?

まず「賠償(対人・対物)」と「車両」の考え方を分けると理解が加速します。 次は Auto_Liability_vs_Collision.html が最短です。

8. 次に読むべきページ(自動車クラスタ)

賠償 vs 車両(最重要)

対人・対物と車両を混ぜると迷子になる。

免責(自己負担)の設計

保険料と自己負担のバランスを決める。

代車(レンタカー)

車がないと生活が止まる人ほど重要。

事故対応手順

事故時は焦る。テンプレがあると助かる。

要点:自動車保険は優先順位が命。「対人・対物」→「自分のケガ」→「車両」→「特約」。