1. まず「入院すると家計に何が起きる?」
①医療費(公的で守られやすい)/②生活コスト(穴)/③収入減(最大の穴)
- 生活コスト:差額ベッド代、交通費、付き添い、家事外注、子どもの送迎など
- 収入減:働けない期間の給与減・事業収入の停止
- 医療費:公的の土台が強いが、自己負担はゼロではない
この整理ができると、日額/一時金/日数の選択は「好み」ではなく「穴の形」で決まります。
2. 入院日額 vs 入院一時金(違いは“支払いタイミング”)
| 入院日額 | 入院日数に応じて支払われる。長引くほど増える設計になりやすい。 |
|---|---|
| 入院一時金 | 一定の条件を満たす入院で、まとまった金額が支払われる設計がある。 |
| 向いている穴 | 日額=長引いた時の穴/一時金=初動の穴(差額ベッド代・家事外注・交通費など) |
3. 何日型(60日型/120日型など)って何?
何日型は「1回の入院で、保障対象になる最大日数」をイメージするための枠です(実際の定義は約款)。 ここは“確率”より“家計の致命傷”で考えるのがコツです。
短期を厚くしたい
入院の初動の費用(個室・家事外注・交通費)を意識。日額より一時金の思想が合うことがある。
長期化が怖い
長引いたときに生活と収入が崩れるのが怖い。日数枠と、収入減への備えをセットで考える。
入院保障だけで“収入減”は埋まらないことがある
入院日額を上げても、収入減の穴が大きい場合は足りないことがあります。 ここは医療保険だけで完結させようとせず、家計設計(緊急資金、働けない期間の備え)で整理する方が安全です。
4. 生活コストの見積もり(超ざっくりの型)
- 増える支出:差額ベッド代、交通費、家事外注、子のケア、日用品など
- 減る収入:休業で給与が減る、事業が止まるなど
- 止められる支出:外食、レジャー、通勤費など(家庭により違う)
5. よくあるミス(この3つを避ける)
- ミス1:日額だけで考える → 初動コスト(生活側)を見落とす
- ミス2:日数だけ増やす → 長期化より“収入減”が本丸のことも
- ミス3:商品条件を読まない → 入院の定義・支払い条件でズレる
6. 5分チェック(自分の設計方向が決まる)
□ 入院で一番困るのは何?
医療費/生活コスト/収入減 のどれが本丸か。
□ 個室(差額ベッド代)の可能性
家族状況や感染対策で個室が必要になることがあるか。
□ 家事・育児を外注する必要
倒れた瞬間に発生する“初動コスト”を想像できるか。
□ 収入が止まると何ヶ月耐えられる?
緊急資金(生活費)がどれくらいあるか。
7. よくある質問
Q. 日額と一時金、どっちが正解?
正解は「穴の形」で決まります。初動の生活コストが怖いなら一時金思想、 長引いたときの穴が怖いなら日額思想が合うことがあります。 ただし条件差が大きいので、約款と設計書で“支払い条件”を必ず確認してください。
Q. 何日型を選ぶべき?
日数は“確率”より“致命傷”で考えるのがコツです。 長期化が怖いなら日数枠と「収入減への備え(緊急資金など)」をセットで整理すると安全です。
Q. そもそも民間医療保険は必要?
公的で守られる範囲と、生活・収入の穴を分けるのが先です。 Medical_Public_vs_Private.html から戻ると判断が速いです。